技術士第二次試験：業務経歴票の書き方（口頭試験を見越して)

摘要

口頭試験は，筆記試験（第二次試験）の合格者に対してのみ行われる。令和2年度技術士第二次試験実施大綱によれば，「口頭試験は，技術士としての適格性を判定することに主眼をおき，筆記試験における記述式問題の答案及び業務経歴を踏まえ実施するものとし，筆記試験の繰り返しにならないよう留意する」とされており，口頭試験において受験者の業務経歴が問われることが分かる。試験官は，口頭試験に先立って必ず受験者の業務経歴票を確認している。すなわち，業務経歴票の記入内容は，口頭試験のためには極めて重要であるといえる。本稿では，業務経歴票の書き方を中心に，関連情報（記入に際して知っておくべき事柄）についても触れる。