国立医薬品食品衛生研究所: 新川崎庁舎の紹介も含む

摘要

国立医薬品食品衛生研究所（国立衛研）の移転計画は.昭和63(1988)年の多極分散型国土形成促進法に基づく国の行政機関等の移転に関わる閣議決定により.前身の国立衛生試験所が移転対象機関になり始まった.この閣議決定を受け，平成元（1989)年に研究所は府中市に移転することになった.しかし，その後の経過の中で府中移転は計画の続行が困難になったが，川崎市より川崎市殿町地区（キングスカイフロント）へ誘致された.殿町地区は京浜臨海部ライフイノべーション国際戦略総合特区の中心拠点であり，ライフサイエンス分野の研究開発拠点として発展を図っている地域であり，国立衛研の今後の試験研究の展開には最適の地であると判断され，平成24(2012)年に移転地を殿町地区に変更された.平成29(2017)年10月1日（完全移転は平成30(2018)年1月31日）をもって.川崎市殿町キングスカイフロント新庁舎へ全面移転し，新たなスタートを切った.