企業会計制度導入の具体的取り組み事例: 地方公営企業会計制度の見直しについて

摘要

京都市は、京都府の南部に位置し、人口147万人、市域の面積828平方キロメートル、山紫水明の千年の古都です。市内には、世界遺産に登録された神社、寺院など歴史的な建造物が数多く存在しており、年間5,000万人以上の観光客が訪れています。本市の公共下水道事業は、市内の生活環境の改善だけではなく、琵琶湖•淀川水系の中流域に位置する都巿として、下流域の良好な水環境を守ることを目指しています。また、浸水対策にも重点をおき、雨水幹線の整備をはじめとする雨に強いまちづくりを推進しています。会計制度については、昭和30年4月から地方公営企業会計を採用しており、既に60年が経過しています。