小学校における環境ボランティァ活動に対する満足感と心理的リアクタンスに関する分析的研究: 環境ボランティア活動の実態調査を中心に

摘要

少子高齢化が進hでいる日本において,人口減少による税収不足,労働力減少など様々な社会問題の対策として,民間主導の活動や協力が有効であり,特に今後は,民間ボランティァ活動の活発化に大きな期待が持たれている。しかし,地域や家庭における教育ガゃ実行力などの低下によって,ボランティアに関する知識や体験は,主に小・中学校におけるボランティアに関する授業や体験活動などに限定されている。学校教育の性質である「強制」という特徴は,ボランティア活動が求めている「自発性」に反しており,強制的に体験活動に参加させることによつてボランティアに対する心理的リアクタンスが喚起され,活動への参加意欲を損なう恐れがある。