ミヤンマー連邦共和国ヤンゴン都市圏上水道整備プロジェクトパゴー川横断配管工事の概要

摘要

概要ミャンマー連邦共和国ヤンゴン都市圏上水道整備プロジェクトパゴー川横断配管工事は，日本が共同開発したティラヮ工業団地への新たな水道システムの構築を目的に計画されたプロジェクトで，本工事は，新設される浄水場から工業団地への導水管のうち，バゴー川横断部の河川下に水道管を敷設するものである。川幅約650m，水深約25mというバゴー川の下を横断するため，海外初採用となるプレキャストセグメントを使用したアーバンリング工法で川の両岸にケーソン立坑を築造し，全長約820 mの長距離推進工法で河川下にトンネルを構築，最後にトンネル内部および立坑内にダクタィル製の水道管を敷設する。高水圧•長距離への対応などのため，多くの日本の工法•材料が採用された，まさに日本の技術の結集とも言えるバゴー川横断配管工事の概要を紹介する。