モバイルエージェントを用いた変電所設備保全情報集配信システムの開発について

摘要

現在，関西電力では，電力設備の保全業務を従来のTBM（Time Based Maintenance：定期監視保全）からCBM（Condition Based Maintenance：状態監視保全）へ移行することによって，信頼度レベルの向上と保全費用の低減を目指している。しかし，CBM実現のためには多くの保全情報を効率的に収集する必要があるものの，専用の保全情報収集システムを構築しようとすると膨大なコストが必要となるためCBM移行の足かせとなっている。