火災感知設備における使用例: ごみ処理場におけるごみピット火災監視：赤外線カメラ式火災検知装置

摘要

全国に点在する1200箇所余りのごみ焼却施設（平成19年度現在）には，家庭や工場から排出rnされたごみがピット（回収されたごみを貯留する大型のプール）に集められ焼却処理されている。rn最近では，ごみの分別に対する取組みが進み，紙，金属類，プラスチックなどが再利用されていrnるが，依然多くが焼却処理されている。rn焼却のために固収されるごみは，大半が可燃物であるが，そこに混入するタバコの吸殻・ライrnターあるいはスプレーなどが原因と考えられる自然発火で，ごみ焼却施設の過半数が大小の火災rnに見舞われているといわれている。rn本稿では，ごみピット火災検知器として設置が増加している赤外線カメラ式火災検知装置に焦rn点を当て，そのメリットとシステムの概要について紹介する。