第33回ミライの情報基盤⑤RFIDを再認識⑤〜物流への活用例〜

摘要

商品にRFタグを取り付ける商流への活用とは異なり、物流業務そのものでのRFI D活用法として、パレットや容器など再利用可能な輸送用器材RTI(Returnable Transportation Item)の管理への活用が進hできている。パレットゃ輸送容器は紛失が多く、損害は相当な額になり、逐次補充する費用も相当なものになるため、RFIDによる個体·所在管理、入出庫·在庫管理が必要となるためだ。またレンタルパレット業界でま貸出先管理や在庫管理への活用が進hできている。これら活用法の多くはおTIの個体識別情報のみを書込hだ小容量のRFタグを貼付し、個体管理に重点を置くもので、樹脂製のRT Iを中心に進hでいる。木製パレットについては単価とR FIDの貼付·運用コス卜の関係からまり普及いない。だが、欧米では木製ハレッ卜が主流で、樹脂製パレツ卜はほとhど使われていないことや、二酸化炭素削減、マイク口プラスチック問題ゃプラスチックによる海洋汚染問題を考えと、脱石油の傾向はより加速することが想定され、木製パレットにも展開すべきだ。