カンボジア王国シェムリアップ州における観光施設計画: トンレサップ湖の複合水上交 通拠点の設計

摘要

カンボジア王国は東南アジアにおいて経済成長が著しい国の一つである。カンボジア王国の実質GDP 成長率は2011 年以降6.8% 以上を維持し続けており, 安定的な経済成長を実現している。この高成長率はカンボジア国内における製造業と観光業の拡大によって牽引されている。カンボジア王国は1991 年にカンボジア内戦が終結,1992 年にアンコール遺跡がUNESCO 世界文化遺産に登録されたことで世界中から注目された。また治安の安定化や観光開発が進むことで, 今後の経済成長をますます進める要素となると考えられる。