改正品確法に基づく運用指針の策定について

摘要

本年5月29日、従前の公共工事の品質確保に加え、公共工事の品質が将来に渡って確保されるための担い手の中長期的な育成•確保を新たに目的として追加された、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」(以下、「品確法」という)の一部を改正する法律案が衆議院で可決、成立し、6月4日に公布、施行された。改正品確法では、従前の法律には位置づけのなかった、「発注関係事務の適切な実施に係る制度の運用に関する指針」(以下、「運用指針」という)を国が定めることが規定されている。本稿では、運用指針の策定に向けた取組みについて紹介する。