行政の技術職員が資格試験に臨む意味: 一級建築士

摘要

私がー級建築士試験を初めて受験したのは受験資格が与えられる最初の年である社会人3年目でしたが、筆記は1年目、製図は3年かけてようやく合格を得ることができました。試験を受け続けた理由を今になつて振り返つてみると、たとえ勤め先が役所であり、全く別の分野の業務にあたらなければならない時期があつたとしても「建築に携わる一技術者として生きているのだ」という証を持っておきたい、という気持ちが強かったのだろうと感じられます。