熱海後楽園ホテル今なお進化し続ける複合型スパリゾート（後編）

摘要

高度成長期の真っ只中にあった昭和30年代後 半の熱海市は，観光地としての発展とともに観光 客の激増や観光産業関連の雇用拡充により人口増 加を遂げている頃であった。そんな折,人口増に 対応すベく熱海海岸の南端に新設された下水処理 場の上部空間を有効利用して，1965年に後楽園 スタデアム（現：㈱東京ドーム）がホテル，遊園 地，催し物などを行う円形大ホール，ア夕ミロ一 プウェイなどを備えた複合型スパリゾートホテル として「熱海後楽園ホテル」を開業した。設計は 森京介建築設計事務所，施工は冊竹中工務店，海 面埋め立ては(株)青木建設·住友建設(株)である。