原子力発電と社会:過去37年間を振り返って（パート1）

摘要

2007年7月16日10時31分、東京電力柏崎刈羽原 子力発電所（KK発電所と記述）は、過去に経験の無い 大きな地震に見舞われた。発電所の1号機の原子炉の ある建物の最下部に設置した地震計は、東西方向で最 大680ガルと言う強震を記録していた。考えられてい た最大地震動は、273ガルであったから、想定の2．5倍 の揺れに遭遇したことになる。