トグル制震装置を用いて耐震補強した仙台市役所本庁舎の補強効果

摘要

仙台市役所本庁舎は，1965（昭和40）年に竣工した地下2階地上8階塔屋3階建の鉄骨鉄筋コンクリート造の建物である。耐震診断により耐震補強が必要との判定を受けたため，耐震性能を新耐震設計法と同等とされるI_s＝0．6以上に引き上げることを目標とし，平成20年に増幅機構付き制震装置（トグル制震装置）を用いた耐震補強を実施している。