テンプロ

摘要

これは廐舎（74〜77頁)と同じ、私がH问経営者としてかかわる農場に建っている。厩舎を建てて数年後、コロンビアを襲った地震で被害を受けたペレイラの大聖堂が改修工事で一時的に閉鎖されることになり、私が仮設の教会を建てた。大聖堂が再開されると、仮設の教会はただちにとり壊された。農場のパートナーから、この寺院をカルタヘナの我々の農場に再建してどうかと話があった。ペレイラの寺院は、正面広場を挟hで大聖堂の斜め向かいという街中に建っていた。カルタへナのこの寺院は、これといった特徴のない田舎の土地のただ中にある。我々は人きな池を掘り、周囲を水に囲まれた基壇の上に寺院を置く計画とした。土壌がきわめて劣悪であったことから、最も困難な部分はセメントを適切に打ち固めることであった。ゲァドウア竹の構造は、ごく短期間に低コストで組み上げられた。モルタルとスパニッシュ·クレイのタイルがルーフをかたちづくつている。建物は8mの身廊と幅4mの二つの側廊をもつ。それはコロンビアの多くの小規模な力トリック教会の大きさである。しかし我々はこの寺院を、いかなる宗派にも属さない純粋にスピリチュアルな空間とすることとした。