OMA: 台北ハフォーミング・アーツ・センター

摘要

マジック·キューブとも呼ばれる台北パフ才ーミング·アーツ·センター（TPAC)は、台北市が展開した文化プロジェクトの中でも重要なものの1つで、目下建設中だ。このプロジェクトは「豆腐とピータン」というニックネームで地元でもよく知られているが、そのユニークなコンテクストの中では、その名前の方が合っているようにも思える。敷地は台北の有名な観光スポットである士林夜市の隣にある。この密集した活気溢れるエリアにより、劇場という歴史的に静的なタイポロジーを再定義する機会が与えられた。西洋のクラシカルな文化施設を継承する堅苦しい形式的なパフォーマンス·スペースではなく、この場所を「社会の凝縮装置」と定義した。設計は、3つの料理を1つの鍋で調理してつくる、台湾の有名な屋台メニューの奥豆腐にインスパイァされている。変容可能なパフォーマンス空間という新たなタイポロジーをつくるために、効率と統合のダイアグラムとして、このような例えが受け入れられたのだ。TPACはマシーンであり、幻想の現実であり、可能性に満ちたグラウンドだ。