地域文化を地産地消する場所: 久留米シティプラザについて 高宮知数館長インタビュー

摘要

〈久留米シティプラザ〉は市役所に隣接する〈久留米市民会館〉に代わる文化•交流施設として現在、計画•建設が進められています。地元出身の菊竹清訓氏が設計した〈久留米市民会館〉は1969年に開館しました。左右非対称の大ホールの天井に設えられた巨大な二枚の反響板が90度回転することで、パーティションに変わるというダイナミックな仕掛けが特徴です。これによってイベントの観客数に応じてホールを数パターンの大きさに分割することができます。しかし、設備的、機能的な老朽化•寿命（反響板も故障によりすでに回転しません）に伴って今回の建替えが決まりました。