北海道余市·オチガビ ワイナリー「醸造棟·他」

摘要

北海道余市町、仁木町は果樹栽培地域として全国有数の自然環境に恵まれている。一方道内屈指の豪雪地域でもある。日本海の海洋気候が南北を貫く余市川沿いの上流に向かって入り込み、内陸気候と混合して最良の果実栽培地域を生んでいる。2013年、農林水産省の農業振興事業である「6次産業化プロジェクト」の一環として、次世代農業の新しい展望を見据えた国の新規事業が予算化され、時を一にして「(仮）北海道余市町•仁木町ワイナリーヴィレッジ構想計画」が地元2町村の協議会によって浮上した。2014年、私たちは第一期の「醸造棟•ホール棟•住居棟」を完成させた。これらが刺激剤となって全国からワイン事業の新規参人者が加わり、近い将来はワイナリー教育機関を設立して、地域発の持続可能な産業に成長することを目指している。