あん馬運動における技と技のつなぎ動作に関する研究

摘要

あん馬運動は、体操競技の中でも、演技を中断することなく連続して技を行う種目である．このような種目についてのトレーニングとして、選手は、まず、技そのものの習得を行うのであるが、技が完成しても、技と技のつなぎを習得しなければ、全体の演技は成り立たない．そのため、技の修得の次には、つなぎ動作の修得が重要な課題となる．また、このあん馬運動においては、技と技のつなぎ動作において、大きく重心が移動し、しかもその動作を片手支持の状態で実施することが要請されたりする．このように考えると、つなぎ動作の修得は、技の修得以上に難しく、また、重要であると言っても過言では無い．