フライアッシュ添加のコークス品質への影響

摘要

近年、高炉におけるCO2削減の必要性が高まって おり、そのため、鉄鋼各社は還元材比の低減などに力を入れている。還元材比の低下を実現するために、従来のコータスより、高反応性のコークスを用いて、コータス量を低減させる方法がある。成型の必要が なく室炉で製造する高反応性コークスとしてはCa 担持コータスが知られている。これはCaの触媒効果を利用して反応性を高めたものである。このような触媒効果を期待できる材料として、我々はフライアッシュに着目した。