パルス光照射による誘起電流を用いた既設太陽電池モジュール検査手法の開発

摘要

近年，太陽光発電システムの長期信頼性向上のため，太陽電池 (PV) モジュールの検査·メンテナンス作業の効率化と安全性の確保が喫緊の課題となっている．現在の主要な検査方法は，作業の主体が手作業であることや，高額な機材を必要とするなどの欠点がある．そのため，メガソーラー等の大規模システムでは，検査に多くの時間とコストを必要とする．また，家庭用などの小規模システムにおいては，屋上などの高所に設置されている場合が多く，作業者への危険が危惧されている．