Pr~(3+)添加ZnO-Sb_2O_3-GeO_2系ガラス蛍光体の発光特性: 母体ガラス依存性

摘要

近赤外広帯域光源は分光分析装置などの光源として用いられている。我々は、近赤外領域で広帯域発光を示す蛍光体とLEDを組み合わせた新しい小型近赤外広帯域LED光源を提案してきた。これまでにPr~(3+)を添加した10ZnO-45Sb_2O_3-45GeO_2によって700~1100 nmに渡る近赤外広帯域発光を実現した。また、希土類イオン添加ガラス蛍光体の発光特性について母体ガラスの組成との関係を明らかにしてきた。今回は、母体ガラス組成10ZnO-45Sb_2O_3-45GeO_2をベースとし、Sb_2O_3とGeO_2の比を変化させたPr~(3+)添加ガラス蛍光体の発光特性について報告する。