FRPセクションインシュレータ切削機の開発

摘要

JR東日本では、トロリ線の波状摩耗対策や取替え周期の延伸による卜ータルコストの低減を目的として、カーボンすり板（メタライズカーボンすり板）の導入を進めている。カーボンすり板は、従来の銅系焼結合金すり板と比較して、固定潤滑剤が不要で（自己潤滑性があり）トロリ線の摩耗が少ない、摺動音も小さいという特長がある。現在までのカーボンすり板の導入動向としては、京浜東北線をはじめとして100[%]の導入率となっている線区も数多くあり、平成11年度末には一部を除きほぼ全ての車両に導入が完了する予定である。