静止形継電器試験用アダプターの作製

摘要

近年、当社線では輸送力増強やいずみ野線延伸に伴い、変電所の数は9変電所となった。変電所監視制御盤の保護装置も、誘導円盤形継電器から新型の静止形継電器が導入され、現在ではほとhどの設備がこの夕イブに更新されている。これらは継電器全体の自己診断を実施できる機能を持った信頼度の高い設備であるが、継電器が適正な值で動作する事を確認するために、継電器特性,试験は従来どおり行っている。この作業を行う時間は深夜、変電所の運転を停止できる2時間程度で、継電器の数が多く 、試験配線などの準備作業に時間をとられ作業能率が良くなかった。そこで私たちは作業方法の檢討を進め、継電器試験用アダプターを作製して使用したところ、安全面・能率面に効果が得られたので紹介する。