電源安定化に寄与するエネルギー循環型住宅の検討（その3)蓄電池•燃料電池•太陽光発電を備えたモデル住宅による実測と導入効果の試算

摘要

実測とシミュレーションにより各機器の導入効果について検証を行つた。SOFCの余剰電力をBに充電することでSOFCの定格運転できる時間が増え一次エネルギー消费量や購入電力量の更なる削減に繋がることが明らかになつた。また、PVとBの組み合わせにおいては発電した電力の大半を蓄電池に貯め、系統への負荷を削減しながら自家消費に繋げられることが分かった。一方で導入効果は想定する家族構成によって大きく変化し電力負荷の大きい家族構成にぉいて導入効果が大きくなる結果が得られた。このことから住まい方と設備導入規模、導入効果の関係性を含め更なる検証が必要であると考えられる。