光通信を用いた高圧ゲート駆動回路向け信号絶縁手法の基礎検討

摘要

セル構成をもつ高電圧生成回路のゲート駆動回路では，対地電圧に応じてIEC が定める絶縁距離を確保する必要があり，10kV 出力を想定すると50 mm の沿面距離が必要となる（汚染度2，絶縁材料グループI）(1)。これまでこれらの用途では，ゲート信号の絶縁のため光ファイバが用いられてきたが，システムの低コスト化の妨げとなっていた。そこで本研究では，LED とPD(フォトダイオード)を用いた光通信による信号絶縁を提案し，実機検証を行ったので報告する。