差鴨居構法の強度性能に関する研究:その１４ 垂壁付き独立柱における垂壁構成要素の影響

摘要

無開口壁が比較的少ない伝統構法において，開口を有する軸組等を水平耐力要素として評価する動きがある。その一つに垂壁付き独立柱があり，垂壁の面内せh断抵抗，柱の曲げ抵抗，柱－差鴨居接合部のモーメント抵抗が水平耐力要素と考えられる。これらの水平耐力要素の各性能の組合せで全体の水平耐力性能が決定される。