枠付鉄骨ブレースの接合方法に関する実験的研究(その 14．枠付鉄骨ブレース補強 RC 架構による外付補強の補強効果)

摘要

著者らは居ながら補強に対応できるように、既存架構の柱梁側面に鉄筋コンクリート造柱梁架構を増設し、増設した架構内に枠付鉄骨ブレースをアンカー筋の集中配置工法により設置する補強工法(外付補強)を開発してきた1)～4)。上記の外付補強よりも、増設する架構が既存架構から大きく外側に張り出すタイプの試験体を新たに製作、実験し、外付補強の補強効果の検討を行ったものである。なお、本研究では、外付補強に関しては、RC柱梁増設架構を「外付架構」 、外付架構を枠付鉄骨ブレースで補強した架構を「外付補強架構」 、既存架構および外付補強架構全体を「補強架構」と呼ぶことにする。