オールトナープリントテッドエレクトロニクスにおける導電性粒子パターニングの高精細化に向けた複合トナー粒子の作製

摘要

当研究室では有機溶媒を使用しない電子写真ベースの印刷プロセスによるプリンテツドエレクロニクスを提案してきた。トナー型印刷プロセスでは、電気的な力によって金属や他の導電性材料、絶縁体材料、有機半導体材料などの乾式パターニングを行うため、毒性や揮発性を持つ有機溶媒を使用する必要がなく、他の印刷手法に比べて低環境負荷なプリンテッドエレクトロニクスを実現することができる。これまで当研究室ではAg,Au, Cuなどの金属、グラフヱン、グラファィトなどの導電性材料、絶縁体材料、有機半導体材料などのパターニングに成功してきた[i][2]。本研究では、導電性粒子パターニングのさらなる高精細化に向けた検討および複合粒子の作製に関する進展を報告する。