防水剤の添加量の違いによる軽量気泡コンクリートの耐凍害性

摘要

(1)CIF 法での凍結融解試験から、吸水量が多い試験体は動弾性係数は良好であったが剥離量は増加した。防水剤を0.005%及び0.01%添加した試験体は、吸水量を抑制した結果、凍結融解試験にて良好な性能を得る事ができた。(2)防止剤の添加量が0.02%の試験体において吸水量が増えてしまった原因は、試験体製造時にモルタルスラリーに気泡を混入して混練した際に、気泡の分散性が悪く、多くの気泡が連通気泡を形成してしまったと推察する。しかし、防水剤の添加量が、気泡剤の分散性に直接影響したかどうかは、今後、試験を重ねて検証する。