再生可能エネルギー利用のための水循環・分散型ヒートポンプシステムの開発その9：冬期運転試験及び暖房運転性能の実測

摘要

冬期運転試験と各機器及びシステム全体の性能評価を行った。その結果から、以下の知見を得た。1) UHHP は夕方から翌日の朝までの安定期間においてほぼ一定の高いCOP で運転できた。2) SSHP がUHHP、システム全体のCOP の向上及び地中温度回復に大きく寄与するため、運転方法の調整によるシステム全体の性能改善の余地があると考えられる。次は中間期及び夏期の運転試験、性能評価を行う。今後はシステム全体性能を向上させるために、より高効率な運転方法を検討していく予定である。