倉敷川畔重要伝統的建造物群保存地区における用途変容と修景の課題

摘要

倉敷川畔は、1969 年に倉敷市伝統美観地区条例を制定、文化財保護法の重要伝統的建造物群保存地区(以下重伝建地区)制定早期の1979 年に重伝建地区に選定された。1990年には美観地区・重伝建地区の背景の保全のため倉敷市倉敷川畔伝建地区 背景保全条例を制定、1998 年に重伝建地区、翌年に美観地区の範囲を拡張して現在に至る。保存物件として、伝統的建造物237 件・工作物45 件・環境物件2 件が特定されている。