鉄道車両駆動用誘導電動機の出力密度向上のための設計法

摘要

電気鉄道車両は駆動用誘導電動機をブレーキの際に発電機として利用することで，列車の運動エネルギーを電気工ネルギ一として回収可能な回生ブレーキを活用できるため，大幅な省エネルギー化が見込まれる。そこで，駆動に用いている誘導電動機の出力性能を向上することでさらなる省エネルギー化が可能である。また，出力性能の向上により車両の加速性能が向上することで車両カ行時間が短縮され，最高速度に達するまでに生じるエネルギー損失を削減できる。