ポイント融雪器「KL型長尺融雪器」の開発について

摘要

「KB型融雪器」に代わるものとして開発された「KL型長尺型融雪器」は、融雪に関 して重要なのは基本レールとトングレールの間に入った雪氷·降雪·落雪が接するレール 裾であるという見地に立ち、レール裾部に配置して熱伝達の効率化を目的にした融雪器で ある。その結果、KB型と同等の加熱能力を持ちながら消費電力にして約15%の削減が可 能となった他、長尺化による加熱範囲の広域化、電源ケーブルへのコネクタ方式採用によ る設置-保守作業の効率化、電源ケープルの削減、融雪器本数の減少による軽量化、とい う電力消費以外のメリットも得られており、KB型融雪器に代わる融雪器として期待される ものである。今後は、レールとブレス形状の違いにより50Nレール以外には使用できない 点の克服が課題となる。