のど飴のなめ心地研究:グラフィカルモデリングと主成分回帰分析による解析

摘要

本研究ではのど飴の“なめ心地”に着目した。理由としては、『のど飴をうるおいが必要と感じた時だけでなく、普段からなめてもらえる商品にしたい』との思いから、毎日なめてもらうには、香味だけでなく、食感（なめ心地）が良い事も重要であると考えた為である。そこで、のど飴の“なめ心地”を取り巻く要素を明らかにする為、のど飴に関わる心理項目、品質項目との関連性をグラフィカルモデリング（以下、GMと略す）で解析した。そして、実際の市場品で“なめ心地”周辺の感性評価項目がサンプルによりどう変わるのかを比較・考察すると共に、研究開発における同手法の妥当性確認も目的とした。