輪島KABULETの住民参加型の取り組みの実態と変遷について : サービス開始一年後のフォローアップ

摘要

サービス開始から1年が経過し、積極的なィベント開催や地元企業との連携を始めとする様々な取り組みを行つてきた中で、2018年に行った調査時と比べて関係人口が大きく増加していることが分かった。また、サ高住居住者がィベントを主導した事例や温浴施設に入れる材料を住民が協力して手配する事例のように、輪島KABULETがきつかけを設けることで生まれる住民との関係もあれば、地域の学校からイベントの依頼が来たり、空き家活用の相談を受けたりなど、輪島KABULETが受け手側となつて展開していく住民との関係もあり、地域と双方向的な支援関係が重層的に構築されつつあると言える。