3泊4日サイエンス·サマーキャンプを通した教育効果

摘要

「理科離れ」が初めて新聞紙上で使われたのは、1985年の朝日新聞の社説であった。そこでは小学校の理科教育の充実と改善を求める声とともに、「教える先生の中にも理科嫌いが少なくない。」と使われ、理科離れを危惧するとは掛け離れていた。それから僅か5年後の1990年の読売新聞2)には、「理工系離れが顕在化してきた～。」と理工系大学受験者数の観点から理科離れを危惧した記事が投稿され、1994年の朝日新聞では「子供たちに理科嫌いがふえている」と子供たちの理科離れを指摘する記事となった。それ以降、理科離れや理科嫌いは、教育の問題点として重要視され、度々議論されてきた。また、理科嫌いの対策として、大学，高専などの高等教育機関をはじめ、科学館や塾などで多くの科学教室を開催しされるなど、科学に対する興味付け活動が盛hに行われている。