直流励磁型リラクタンスモータの回転子の検討

摘要

スィッチトリラタタンスモータ(SRM)は、回転子に卷線や永久磁石を持たず，リラクタンストルクを利用して動作するモータとして古くから知られていたが，実用的な性能を発揮させるためには回転子位置に応じて励磁タイミング緻密に制御する必要があるため，なかなか実用化しなかつた.近年，パワーエレクトロニクタス技術やディジタル制御技術の進歩により実用化の機運が高まり，電気自動車や家電製品用等への応用が試みられるようになったさらに， 2011年のレアアース価格の高騰を契機にレアアースレスモータの研究が活発化し，永久磁石同期モータに匹敵する性能の達成も報告されるようになった.