センサエージェントロボットを用いた生理的適応機能を持つ建築空間のための人物追従と感情同定

摘要

近年，生活スタイルの多様化や高齢社会，地球温暖化への対応が問題視され，今後は空間利用者毎に安全、快適かつ省エネな環境を提供することが必要となる．センサやネットワーク技術が進歩した今日，生物の適応機能を建築空間に埋め込むことで空間自身が空間内の環境を把握し，その変化に合わせたアクションを起こす「建築空間の生命化」に本研究室では取り組hでいる．空間を固定的で静的なものではなく，可変的で動的なものへと進化させることで柔軟性の高いサービスの提供を目指す．それにより，空間自体が学習し，省エネかつ居住者の趣味嗜好にあったサービスをフィードバックすることを目的としている．