寒冷地における外気冷房併用型置換換気空調方式に関する研究その1新旧工場におけるエネルギー消費特性の評価

摘要

発熱量の大きな工場を対象に、外気冷房併用型置換換気空調方式を導入し実測調査を行った。更に、空調システムの計算モデルを作成し、年間の空調用エネルギー消費量を予測することで以下の知見を得た。①給排気ファンの適正制御及び外気冷房により、送風機並びに冷暖房に要するエネルギー消費量が大きく削減され、年間運転した場合、約84[%]の省エネルギー効果が期待される。②導入後3ヵ月間の実測結果は予測結果と概ね一致し、計算モデルの妥当性が検証できた。