総合大学における環境保全活動の推進に関する調査研究 第4報 エネルギー消費のベースロード低減を目的とした運用改善手法の抽出と効果試算

摘要

総合大学におけるエネルギー消費のベースロード低減を目的として，『運用の改善』による環境負荷低減手法の抽出とその効果試算を行った。環境負荷低減手法は大学用途の課題である教育研究機関の機能に支障をきたさない手法を前提として，年間を通じて実践可能な手法であると共に，施設利用者による個人レべルでの取組が可能であり，理解し易く，キャンパス全体への推進が容易となる計9項目の環境負荷低減手法を抽出し、キャンパス全体で5.65%の省エネルギー効果が期待できる試算結果を得ることができた。