地域熱供給システムの省エネルギー性に関する理論的研究その１　スケールメリットと負荷平準化による省エネルギー性

摘要

個別熱源方式のC O P に対して、各パラメーターの影響と負荷平準化の観点から、D H C の省エネルギー性について検討した。その結果、今後個別熱源方式のC O Pが向上した場合、D H C が省エネルギー性を発揮するためには、未利用エネルギーや新しい運転技術によるさらなるC O P の向上が求められることが分かった。また、需要家側の熱需要形態や熱源機器C O P を同時に考慮した上での複合的な計画が求められる。