ワークプレイスにおける場所選考時の注視特性 その１：歩行実験の分析と360度映像による注視点推定手法の開発

摘要

1960 年代以降、オフィス計画は変化し続けており、わが国では近年のオフィス改革にアクティビティセッティング方式1) を取り入れているが、自席を廃したフリーアドレス方式を基準とするため、業務によって座席使用頻度に差が生じてしまう問題がある。また、都心オフィスの一人あたりの面積は減少傾向にあるため、業務内容やワーカーの特性に合わせた効率的な座席利用や多様な場所選考ができる作業空間が求められる。