懸河三閤: 武庫川渓谷に佇む温泉宿

摘要

都会において日本の原風景が失われていく中、新たな日本の景観を提案する。今までの日本の景観と言えば、平地や山の裾部に広がっていたが、新しい景観として山間部に着目する。我国の地形の特徴として急斜面による渓谷が一つとして挙げられる。計画敷地を渓谷の斜面とし、日本各地で実現可能な景観構成の建築要素の組み立ての例として本案を提案する。