揚州市の古集落における居住環境問題に関する研究―東関街地区を例として

摘要

揚州市は2500 年以上の歴史を持っている都市で、中国国務院が1982 年に初めて発表した24 ヶ所歴史文化名城の一つである。揚州市内では中国明清時代から残された古集落が2008 年から歴史景観保全地区になり、その面積は約5.09 ヘクタールで、東関街地区と呼ばれる。そこには揚州特有な建築形態である伝統的民家が多く残っていて、歴史文化的、建築的に高い価値を持っている。しかし、政府や住民の建築保全意識が薄いため、たくさhの古い建物の状態が悪くなった。揚州市政府の役員と東関街住民が議論し、東関街地区の開発保全政策を定めた。