大学図書館のラーニング・コモンズにおける音環境調査その1：調査概要および利用状況観察・騒音レベル測定結果

摘要

本調査では，LC の音環境の実態および利用者の印象評価の把握を目的として，現場調査および音響測定を実施した。結果として会話群の存在割合等を把握し，滞在者数の増減に応じて騒音レベルが変化しており，利用状況観察からもある程度の会話や議論を伴う学習活動が行われていることが分かった。また音環境のほか，LC での滞在時間や一人利用者の比率など，図書館の計画や運用に有用なデータが得られた。