単ートレーサーガス法によるパッシブ換気住宅の多数室換気量測定手法の検討 その3 妥当な換気量算定時間帯における最小二乗法と積分法による換気量算定

摘要

換気量の妥当性を見極める前提条件がある場合、確率論的方法と決定論的方法には、差異が少ないことが確認された。重ね合わせを行なうには、外界条件に十分配慮しながら可能な限り同一条件で行なう重要性が確認された。温度差の小さい時の実測では、負値を示す換気量が現れたため、そのような換気量が算定されないように測定手法をさらに工夫するなどの課題が見つかった。