イサム·ノグチ 'PLAYGROUND' の景観論的研究Ⅷ イサム·ノグチの制作的視点 その2

摘要

イサム·ノグチの作品分析を通して，ノグチの制作の意味を明らかにする試みの第八報である。本研究は，Martin Friedman(以下，フリードマン)の論文「UNREALIZED PROJECTS」（『NOGUCHI ' S IMAGINARYLANDSCAPES』)(以下，「UP」)の論考を分析することにより，第四報で指摘したノグチの「制作的視点」の具体的な項目を暫定的ではあるが決定することを目的とする。本稿で立てられた「制作的視点」をもとに，Riverside fldele Levey Memorial Playground (以下，ALPG)の作品分析の手がかりとなることを期待したい。