粘弾性体を利用した木造住宅用制振壁に関する研究その3　オイルダンパー併用ハイブリットシステムの実験

摘要

実験により粘弾性体が微小変形に対しても剛性を持っことや、各装置の特性を把握することができた。また、OILを組み合わせたHBDにすることで減衰カを任意に增幅させられることが可能であることが明らかとなった。また、HBDはOILとVEDの特性の並列加算で算出できることを確認した。粘弾性体量により調整できる剛性は、木質住宅用制振壁として用いる際の条件を満たしており、VEDの粘弾性体量を変更する必要はない。よって、本装置の特性を用い解析を行なってゆく。