スウェーデンのオープンプレスク一ル: その2　オープンブレスクールの具体的事例

摘要

OPは、プレスクールに行く前の小さい子どもを持つ親たちが友人を作り、お互いに情報交換をして自信を持つて育児ができるように設置された親支援の場所として設置されている。人口3千人から1万人に1ケ所あり、プレスクールが増加した現在、数は減少したが、徒歩圏に整備されている。1～2室の遊戯室とダイニングキッチンから構成され70～120m~2、スタッフ1～2人が配置されている。月～金まで無料で利用できる所が多いが、利用時間はスタッフの数が2人確保されている場合は5～6時間であるが、1人である場合や他の業務と兼務している場合はより短くなつている。歌の時間といって、集まって一緒に歌を歌ったり、お話しを聞いたりする集団遊びの時間が取られているほか、ベビーグループ、パパグループなど特別なグループのための時間を決めているのが一般的である。講習会や勉強会が行われる場合もある。児童検診センターとの連携によって新生児を持つ親に活動を知らせ、利用を拡げる努力をしている。親の評価は、同じ境遇の人と知り合える、安心できる、子どもに良いなどであり、親に安心感を与え、家族問題を予防する効果があるといえる。